お知らせ
鴎外筆森茉莉、杏奴、類宛書簡 1918(大正7)年11月17日付
現在開催中のコレクション展「生誕120年 森茉莉」の1章「観潮楼の茉莉~幸福な日々」では、鴎外資料を通して茉莉が観潮楼で過ごした10代後半までを紹介しています。
この書簡は、鴎外が帝室博物館総長として出張中の奈良から送ったものです。子ども一人一人の名を記し、通信を書いており、茉莉には試験の様子をたずねています。当時茉莉は15歳、仏英和高等女学校本科(現在の白百合学園)の最終学年に在籍していました。
どんな時でも子ども一人一人に目を配る父・鴎外、その元で育っていった茉莉の姿がかいま見える資料です。
9歳の茉莉が、書き込みをした雑誌など、いつもはあまり展示する機会のない資料も公開しています。お見逃しなく!
コレクション展「生誕120年 森茉莉~幸福な日々、書くことの幸福~」は、10月1日(日)まで開催中です。ご来館をお待ちしております。
森茉莉筆森類、家族宛書簡
現在開催中のコレクション展「生誕120年 森茉莉」の2章「作家・森茉莉」のコーナーでは、茉莉が弟・類とその家族に宛てた葉書3通、書簡2通を展示しています。いずれも新収蔵、当館初公開資料です。
書簡からは、『父の帽子』収録の「半日」の執筆過程や、旧字旧かな遣い使用のこだわりを知ることができます。『甘い蜜の部屋』執筆中に書かれた年賀状(1965年1月13日付)には「十枚書いては止まり、大苦しみです」とあり、身近な人に宛てた書簡だからこそ書かれた執筆の苦心を知ることが出来ます。
茉莉が「倉運荘アパート」の自室を描いた書簡も必見です。
コレクション展「生誕120年 森茉莉~幸福な日々、書くことの幸福~」は、10月1日(日)まで開催中です。ご来館をお待ちしております。
8月21日(月)、22日(火)は全館休館です。
8月23日(水)より通常通り開館いたします。
7月24日(月)、25日(火)は全館休館です。
7月26日(水)より通常通り開館いたします。
引き続きコレクション展「生誕120年 森茉莉~幸福な日々、書くという幸福~」をお楽しみください。
コレクション展「生誕120年 森茉莉」チラシにおきまして誤りがありました。
正しくは以下の通りです。
裏面8行目(誤)甘い密の部屋
(正)甘い蜜の部屋
訂正してお詫び申し上げます。