お知らせ
当館で販売している定期観覧券「鴎外パス」の特典内容が一部変更になりました。詳細はこちらでご確認ください。
https://moriogai-kinenkan.jp/modules/contents/index.php?content_id=67
1月15日(月)から1月18日(木)は、展示替えのため全館休館いたします。
12月26日(火)から1月3日(水)の期間は全館休館となります。
新年は、1月4日(木)より通常開館いたします。
特別展「千駄木の鴎外と漱石~二人の交流と作品を歩く」は1月14日(日)までの開催です。
11月28日(火)は全館休館です。
11月29日(水)より通常通り開館いたします。
「千駄木」での鴎外と漱石の最大の接点は、時期を異にして住んだ「駒込千駄木町57番地の家(通称:猫の家)」です。この家を鴎外は明治23年10月から1年ほど借家し、明治36年3月から明治39年12月までは漱石が借主となり暮らしました。
漱石はこの家で『吾輩は猫である』を執筆し、文名を一躍高めました。作中には57番地の家の間取りや周辺などが描かれ、『猫』を読んだ鴎外の母・峰子も、家の様子が以前と変わっていないと語ったと伝わります。
開催中の特別展では、明治40年9月に漱石が57番地の家の家主・斎藤阿具(漱石の学友で歴史学者)に贈った『吾輩は猫である』上・中・下編(文京ふるさと歴史館蔵)を展示しています。漱石は、上編の見返しに阿具の家を借りていた頃「玄関脇の書斎に立籠もつて月々起稿して遂に出来たもの」と献辞を載せました。そして受け取った阿具は、下編の見返しに識語(漱石が住んだ時期、転居経緯など)を記しました。それぞれの想いが込められた特別な『猫』を、お見逃しなくご覧ください。【上編見返しの展示は11月11日まで。11月12日からは下編見返しを展示】