お知らせ

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 投稿日時: 2025-02-20 (144 ヒット)

2月25日(火)~27日(木)は燻蒸のため全館休館です。
2月28日(金)より通常開館いたします。コレクション展「鴎外の妹・喜美子の家族―森家と小金井家―」を引き続きお楽しみください。
 


 投稿日時: 2025-02-15 (270 ヒット)

開催中の展覧会から展示資料を紹介します。
 
書簡「鴎外筆 喜美子宛」明治33(1900)年(推定)12月29日 【401002】



「一日は一日丈進み行くやう心掛くるときは心も穏(おだやか)になり申者に候」
これは、鴎外が書いた手紙にある一文です。当時、鴎外は38歳で、小倉(現・北九州市)に赴任中。手紙の宛先は、東京にいる妹・喜美子でした。
喜美子はこの時、30歳。幼い子供たちから義理の親まで大勢の家族との生活をきりもりする日常の中で、文学活動を続けていました。目の前にいる家族を優先したら、文学のほうにしわ寄せが来ることもあったことでしょう。喜美子の葛藤が想像できます。
そんな妹に、鴎外が送った一種のライフハックとも言えるのが、冒頭の一文でした。さらに続けて鴎外はこう書きます。「小生なども其積(そのつもり)にて日々勉学いたし候事に候」。
鴎外は文学者として知られていますが、本業は陸軍軍医です。日々の公務があり、それと並行し精力的に本を読み、学び、執筆活動を続けていました。彼もまた、本業を中心にまわる日常生活と文学活動との両立について「心も穏」ではないことがあったのでしょうか。妹の状況に思いをはせた親身な助言は、同時に自分自身に対して向けた言葉でもありました。
喜美子は、兄との思い出を大切にしていました。後年に出版した随筆集『鴎外の思ひ出』(八木書店 昭和31年 / 岩波文庫 平成11年)に収録された「兄の手紙」の中では、この手紙について丁寧に紹介しています。
 


 投稿日時: 2025-01-25 (160 ヒット)

1月27日(月)、28日(火)は全館休館です。

1月29日(水)より通常開館いたします。

コレクション展「鴎外の妹・喜美子の家族―森家と小金井家―」を引き続きお楽しみください。


 投稿日時: 2025-01-18 (329 ヒット)

本日1月18日よりコレクション展「鴎外の妹・喜美子の家族―森家と小金井家―」を開催いたします。
 
小金井喜美子は、現在のお茶の水女子大学附属高等学校に学んだ後、鴎外主宰の同人グループ新声社の一員として訳詩集『於母影』に参加するなど欧州文学の翻訳を手がけ、明治の女性文学者として評価されてきました。
女学校卒業を前に喜美子は、解剖学者で人類学者である小金井良精と結婚。その後、子育てなど家庭生活と文学活動の両立に悩む喜美子を、鴎外は兄としてまた文学の世界における先輩として支えました。
 
本展では喜美子の文学活動、鴎外の兄としての側面、喜美子を中心とした森家と小金井家の交流を紹介します。4月6日(日)までの開催です。



 


 投稿日時: 2025-01-15 (320 ヒット)

1月19日(日)は森鴎外の163回目の誕生日です。


誕生日を記念してコレクション展「鴎外の妹・喜美子の家族―森家と小金井家―」を無料で観覧いただけます。(最終入館17時30分)


この機会に是非お越しください。


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