お知らせ
鴎外と漱石の出会い 明治29年1月3日
あけましておめでとうございます。記念館は本日1月4日より開館しています。
展覧会では、明治29(1896)年1月3日に根岸の子規庵にて開催された新年句会「発句始」の句会稿を出品しています(写真左・公益財団法人虚子記念文学館蔵)。
現在並び称されることの多い鴎外と漱石ですが、二人の初めての出会いはこの句会であったと言われています。展示中の箇所は、右ページに漱石が選句末尾に書いた署名、左ページに鴎外の選句が記されています。
同ケース内には、漱石が高浜虚子に送った書簡(明治29年12月5日、写真右上・公益財団法人虚子記念文学館蔵)も展示しています。「道後の温泉にて神仙体を草したる事(中略)皆過去の記念として今も愉快なる印象を脳裡に留め居候」と虚子らと「神仙体俳句」をつくった思い出を綴っています。この俳句は、鴎外たちが発行した雑誌「めさまし草」巻之3に掲載されました。
*写真資料名、左・新年句会稿「発句始」、右上・「夏目漱石筆高浜虚子宛書簡」明治29年12月5日、右下・高浜虚子著『漱石氏と私』書店アルス 大正7年1月刊 いずれも公益財団法人虚子記念文学館蔵
特別展「明治文壇観測―鴎外と慶応3年生まれの文人たち」は平成30年1月8日(月・祝)まで開催しています。会期末まであと5日となりました。ご来館をお待ちしております。
明日12月26日(火)は、第4火曜日のため、全館休館です。
また、年末年始は12月29日(金)~1月3日(水)まで全館休館です。
開催中の特別展『明治文壇観測ー鴎外と慶応3年生まれの文人たち』は、1月8日(月・祝)までです。
お出かけの際は、ご注意ください。
森鴎外記念館NEWS21号をアップしました!
今号は開館5周年記念号とし、地域雑誌「谷中・根津・千駄木」の編集者で知られる森まゆみ氏のコラムや、11月11日に開催した山崎一穎氏と中島国彦氏の記念対談「鴎外 vs. 漱石」のダイジェスト版など、貴重な記事を多数掲載しています!
森鴎外記念館NEWSは館内ほか、区内文化施設、さらにこちらでもご覧いただけます・
合評「雲中語」に関する葉書 明治29年7月~同30年1月

文豪ストレイドッグス×文京区~文豪の街・文京区スタンプラリー~
平成29年12月20日(水曜日)~平成30年1月31日(水曜日)の間、区内文豪ゆかりの地を巡るスタンプラリーと『文豪ストレイドッグス』の漫画や小説のイラスト展示を実施します。
最終入館、チケットの販売は17:30までです。