お知らせ
坪内逍遙作詞、田村虎蔵作曲「郵便箱の歌」(明治33年)
現在、特別展「111枚のはがきの世界―伝えた思い、伝わる魅力」を開催中です。展示中の111枚のはがきは、明治23年から昭和51年まで86年にわたり、郵便の歴史をたどることもできます。
第一展示室では、「郵便箱の歌」を紹介しています。
これは、坪内雄蔵(逍遙)編『国語読本』尋常小学巻五(明治33年、冨山房)に採用された唱歌です。唱歌を集めた『読本唱歌』巻三(明治34年、冨山房)には、「坪内文学博士作歌」とあり、作曲は多くの唱歌の作曲に関わっている田村虎蔵によるものです。
当時全国に広まっていた郵便制度について、児童が親しみやすいように唱歌を使って教えたのです。擬人化した郵便箱によって郵便の機能を紹介するほか、「封書、帯封、開き封、わうふく(往復)はがき、並みはがき」と郵便の種類も示されます。
会場内では、30分に1回程度音源が流れます。ふしぎと懐かしい唱歌のリズムとあわせて、「111枚のはがきの世界」をお楽しみください。
展示室では、一部のはがきについて宛名面と通信面を両方とも見られるよう展示しました。展示ケースの前面からだけでなく、背面からも是非ご覧ください。中には通信面を上下逆さまに書いてしまった文学者もいます。お見逃しなく!
そしてはがき一枚一枚に、差出人、受取人の略年譜、はがきの内容に関する解説をまとめたパネルをあわせて展示しています。くずし字や小さな文字、差出人の書き癖などもあるため、はがきには翻刻を添えています。また、111枚のはがきの調査と翻刻にあたってくださった研究者の先生方によるミニコラムパネルも掲示しました。
111枚のはがきは、直筆の文字をじっくりご覧いただく楽しみもありますが、解説、翻刻、コラムなどを頼りに観覧すると、差出人の伝えた思いやはがきの魅力に改めて気づかされます。「111枚のはがきの世界」を是非会場でご覧ください。



11月26日(火)は全館休館です。
11月27日(水)より通常開館いたします。
特別展「111枚のはがきの世界―伝えた思い、伝わる魅力」を、引き続きお楽しみください。
・室内が寒く感じられる場合がありますので、上着等をご着用ください。
※鉛筆、ブランケットはお貸出しもしています。
また、同日11月1日より既存デザインを含む一筆箋6種の価格を、原材料価格高騰のため下記の通り改定することといたしました。
一筆箋 350円(税込)→400円(税込)
何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
