お知らせ
投稿日時: 2021-06-20 (867 ヒット)
図書室は新型コロナウイルス感染拡大予防策を講じた上で、令和3年6月21日(月)より事前予約制にて再開いたします。こちらのご利用案内をご確認の上、ご利用ください。
投稿日時: 2021-06-16 (1326 ヒット)
中村不折書『文選』
第二展示室では、「観潮楼を飾ったものたち」として美術品、書・扁額、記念品を展示しています。

今回は中村不折(洋画家、書家)による書を紹介します。書斎に油彩画や書幅と共に飾られていたといいます。この書が書かれた来歴は不明ですが、鴎外は不折の書を好みました。不折に江戸後期の儒者・渋江抽斎の詩の揮毫を依頼したこともありますので、この扁額も書いて貰ったものかもしれません。
書かれているのは中国西晋の詩人・左思『詠史八首 其八』の一部分で、不遇であっても自分に過ぎた望みを持たず、満足することの大切さを説いています。
特別展「観潮楼の逸品 鴎外に愛されたものたち」は、会期を延長して9月12日(日)までの開催です。
投稿日時: 2021-06-10 (891 ヒット)
特別展「観潮楼の逸品―鴎外に愛されたものたち」は、
会期を延長して2021年9月12日(日)までの開催となります。
会期中の休館日は6月22日、7月27日、8月24日(いずれも火曜日)です。
皆様のお越しをお待ちしております。
投稿日時: 2021-05-31 (1078 ヒット)
6月1日(火)より再開することとなりました。
予約制ではありませんので、ご都合のよい日時にご来館ください。なお、混雑時は入場制限を行う場合があります。
今後も開館状況が変更となる可能性がありますので、本ウエブサイト、SNS等で最新情報をご確認ください。
◆図書室は緊急事態宣言中は閉室します。
◆カフェはドリンクのみの提供となります。
投稿日時: 2021-05-22 (1692 ヒット)

来客用の灰皿
愛煙家だった鴎外が葉巻をくゆらすその姿は、鴎外の子どもたちや友人たちの回想に繰り返し登場します。この灰皿は来客用として使用されていたもので、小説家・永井荷風も鴎外をたずねて観潮楼を訪れた際、「銀の皿を押出して葉巻をすすめられた」(荷風『日和下駄』)そうです。
裏面には、1853年創業のドイツのテーブルウェアブランド・WMF(ヴェーエムエフ)の刻印があります。本展開催にあたり同社の協力を得て調査した結果、1906年の同社カタログにカードトレイとして掲載されていたことが判明しました。
普段は棚に飾っていたというこの灰皿。鴎外もこのアール・ヌーヴォー調の美しい装飾を気に入っていたのかもしれません。当館は引き続き臨時休館中ですが、再開の折には鴎外が使い、観潮楼を飾ったこの灰皿を是非会場でご覧ください。
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