お知らせ
「第一師団動員下令 記念写真」明治37(1904)年3月3日 第一師団司令部
特別展「写真の中の鴎外」では「為事(しごと) 鴎外の為したこと」と題して、陸軍軍医、文学者、美術との関わりなど、さまざまな側面を持った鴎外の姿をとらえた写真の数々を紹介しています。
現在は文学者として著名な鴎外ですが、陸軍軍医としての写真が最も多く残っています。鴎外の陸軍軍医としてのキャリアは35年に及び、小倉への赴任、二度の対外的な戦争などを経験した後、陸軍軍医総監、陸軍省医務局長にまでのぼりつめました。軍服に身を固めた鴎外の姿は常に真剣な面持ちですが、その時々で微妙に表情が異なるようにも見えてきます。
この写真は日露戦争への動員を控えた第一師団に撮影された写真で、中央に伏見宮貞愛親王、左に一人おいて、少し緊張した様子の鴎外(当時42歳)が写っています。(右は拡大写真。中央に鴎外。)写真が撮影された翌月、鴎外は広島・宇品から戦地へと向かいました。
1月25日(火)は第4火曜日のため、全館休館です。
1月26日(水)より通常通り開館いたします。
特別展「写真の中の鴎外 人生を刻む顔」を引き続きお楽しみください。


また、写真が観潮楼のどの場所で撮影されたかをまとめると共に、一部の写真をカラー化し、モノクロ写真と並べたパネルも作成しました。カラー化はあくまでもイメージですが、観潮楼の門の先や家の奥行など今まで気づけなかった部分が見え、観潮楼や家族の姿がより身近に感じられます。
*当館1階のショップでは特別展の図録を販売中です(1,200円)。通信販売をご希望の方は、お問い合わせください。
本日1月9日より、特別展「写真の中の鴎外 人生を刻む顔」が開幕しました!
本年(2022)年は、森鴎外(1862-1922)の生誕160年・没後100年です。
文京区および当館では、1年を通じて、さまざまな記念事業を予定しています。
本展は、展覧会の第一弾。写真をとおして、鴎外の生涯や功績を振り返ります。
若き日から晩年に至るまで、努力を重ね、自らを鍛え乗り越えてきた鴎外の顔かたちやまなざしにも注目します。写真に残された等身大の“鴎外”をご覧ください。
館内には、鴎外と記念撮影ができるフォトスポットも設置しました。
鴎外記念年に思い出の一枚をぜひ!
4月17日(日)までの開催です。展覧会の最新情報は、記念館HP等でご確認ください。
(会期中の休館日は1月25日(火)、2月21日(月)・22日(火)、3月22日(火)です。)
12月28日(火)から1月8日(土)の期間は年末年始および展示替えのため全館休館いたします。
新年は、1月9日(日)より