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特別展「写真の中の鴎外」展示会場から その2
「第一師団動員下令 記念写真」明治37(1904)年3月3日 第一師団司令部
特別展「写真の中の鴎外」では「為事(しごと) 鴎外の為したこと」と題して、陸軍軍医、文学者、美術との関わりなど、さまざまな側面を持った鴎外の姿をとらえた写真の数々を紹介しています。
現在は文学者として著名な鴎外ですが、陸軍軍医としての写真が最も多く残っています。鴎外の陸軍軍医としてのキャリアは35年に及び、小倉への赴任、二度の対外的な戦争などを経験した後、陸軍軍医総監、陸軍省医務局長にまでのぼりつめました。軍服に身を固めた鴎外の姿は常に真剣な面持ちですが、その時々で微妙に表情が異なるようにも見えてきます。
この写真は日露戦争への動員を控えた第一師団に撮影された写真で、中央に伏見宮貞愛親王、左に一人おいて、少し緊張した様子の鴎外(当時42歳)が写っています。(右は拡大写真。中央に鴎外。)写真が撮影された翌月、鴎外は広島・宇品から戦地へと向かいました。