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展示会場から「明治文壇観測―鴎外と慶応3年生まれの文人たち」その4

 投稿日時: 2018-01-04 (1950 ヒット)

鴎外と漱石の出会い 明治29年1月3日


 あけましておめでとうございます。記念館は本日1月4日より開館しています。


 展覧会では、明治29(1896)年1月3日に根岸の子規庵にて開催された新年句会「発句始」の句会稿を出品しています(写真左・公益財団法人虚子記念文学館蔵)。


 現在並び称されることの多い鴎外と漱石ですが、二人の初めての出会いはこの句会であったと言われています。展示中の箇所は、右ページに漱石が選句末尾に書いた署名、左ページに鴎外の選句が記されています。


 同ケース内には、漱石が高浜虚子に送った書簡(明治29年12月5日、写真右上・公益財団法人虚子記念文学館蔵)も展示しています。「道後の温泉にて神仙体を草したる事(中略)皆過去の記念として今も愉快なる印象を脳裡に留め居候」と虚子らと「神仙体俳句」をつくった思い出を綴っています。この俳句は、鴎外たちが発行した雑誌「めさまし草」巻之3に掲載されました。 


M290103

*写真資料名、左・新年句会稿「発句始」、右上・「夏目漱石筆高浜虚子宛書簡」明治29年12月5日、右下・高浜虚子著『漱石氏と私』書店アルス 大正7年1月刊 いずれも公益財団法人虚子記念文学館蔵


 特別展「明治文壇観測―鴎外と慶応3年生まれの文人たち」は平成30年1月8日(月・祝)まで開催しています。会期末まであと5日となりました。ご来館をお待ちしております。


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