お知らせ
展示会場から「森家三兄弟―鴎外と二人の弟」その2
鴎外と17歳年の離れた末弟・潤三郎は、考証学者として歴史学や書誌学に努め、数多くの論文を発表しました。その知識を生かし、鴎外の史伝作品執筆においては資料蒐集や調査をサポートしています。潤三郎の歴史学への関心は子どもの頃から発揮され、東京専門学校(現早稲田大学)史学科に進学。学生時代には人類学者・坪井正五郎の授業を受けていました。
この葉書は、坪井から潤三郎に送られたものです。坪井は、潤三郎が学生仲間と築いた「青蛙会」という研究会のために、シンボルマークを考案し自ら描き記しています。坪井は文京区とゆかりが深く、東京大学構内(文京区弥生)から弥生土器を発見した人物の一人として知られています。
その後潤三郎は、弟という立場、また考証学者の視点から、鴎外の業績を後世に伝えようと尽力します。現在でも必読書であるその成果とは…実際に展覧会でご覧ください!
なお8月14日からは、篤次郎がドイツ留学中の鴎外に宛てた書簡を展示します!