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展示会場から②~芥川龍之介も谷崎潤一郎も!~

 投稿日時: 2016-10-24 (2518 ヒット)

 鴎外訳『即興詩人』は、同時代はもちろん、現代に至るまで、多くの作家たちを魅了してきました。現在開催中の特別展「文して恋しく懐かしき君に―鴎外、『即興詩人』の10年―」では、鷗外訳『即興詩人』を愛した作家のひとり、芥川龍之介の書簡を紹介しています。


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○右)芥川龍之介筆葛巻義敏宛書簡 昭和231  公益財団法人日本近代文学館蔵          谷崎潤一郎に鴎外訳の『即興詩人』を送って欲しいと頼んでいる。芥川は改造社の講演で出かけた大阪で、谷崎宅に宿泊するなど谷崎の世話になった。大阪滞在中、谷崎が菊判の『即興詩人』を欲しがっていると知った。


○左)【参考資料】森茉莉、谷崎松子対談「鴎外と潤一郎の私生活」(「潮」117 昭和4410月より)   松子は、谷崎の小説『細雪』の幸子のモデルで谷崎の妻。谷崎と交際をはじめた頃、何か本を貸してほしいと頼んだ松子に、谷崎は鴎外訳『即興詩人(上下巻)』を渡したという。


 芥川と谷崎の親交に、心を通わせる谷崎と松子との間に、鴎外訳『即興詩人』が関わっていたのです。【芥川書簡の展示は、116日までです!】


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