お知らせ
展示会場から~鴎外と露伴~
特別展『谷根千“寄り道”文学散歩』では、谷中ゆかりの文人として幸田露伴を紹介しています。露伴は、明治23年~明治26年まで谷中の銀杏横丁に暮らしました。その頃書かれたのが、『五重塔』です。谷中のシンボルとして親しまれていた天王寺の五重塔(昭和32年焼失)をモデルにした作品です。露伴は原稿を投函する道すがら、毎日のように五重塔を眺めていたといいます。
展示資料の中から、露伴が鴎外に宛てたちょっと気さくな1通を紹介します。
○幸田露伴筆鷗外宛書簡[明治23年2月頃](文京区立森鷗外記念館蔵) 食通・お酒好きと知られる露伴らしく、酒盗の食べ方が記されている。
○幸田露伴愛用 徳利とワイングラス(個人蔵) 晩酌に使用したものと伝わる。露伴は「酒仙」の異名をもつほど、酒を好んだ。【特別出品】
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展覧会では、露伴の他にも尾崎紅葉、坪内逍遙、正岡子規などが鴎外に宛てた手紙を展示しています。近代文学の青春期の交流をご覧ください。