お知らせ
現在開催中のコレクション展「賀古鶴所という男/一切秘密無ク交際シタル友」では、鴎外と親友・賀古鶴所の書簡を数多く展示しています。
この書簡は、大正8年12月22日に賀古の病院が火災にあい、そのお見舞いに鴎外が煎餅を差し入れたことに対するお礼です。
同書簡には、鴎外の長女・茉莉と夫の来訪があったことも記されています。
賀古が書いた書簡の多くはとても長いため、本展でも一部分しか展示することができませんでしたが、本書簡は全文を展示しています。
火事の直後で大変だったはずなのですが、くよくよしない賀古らしさが垣間見える書簡です。
ぜひ会場でご覧ください。
ところで、今日はクリスマスですね!
賀古はクリスマスに「サンタクロオスの小父さん」として鴎外の子どもたちにプレゼント(玩具やボンボンなど)を贈っていたというエピソードが残っています。
鴎外と賀古は、家族ぐるみの親しい仲でした。
本展は、年内は12月28日(水)までご覧いただけます。
(12月29日~1月3日は休館しておりますので、ご注意ください。)
ご来館を心よりお待ちしております!
北九州市立文学館館長・今川英子氏による巻頭コラムでは、鴎外と関わりの深い都市である小倉の歴史と、小倉赴任中の鴎外の様子が語られています。また、この秋開催した「舞姫―恋する近代小説」展に出展された、大阪樟蔭女子大学所蔵『文づかひ』自筆原稿に関する記事を、同大学の檀原みすず氏に寄せていただきました!
森鴎外記念館NEWSは、館内ほか区内施設、都内文化施設等で無料配布中です。
また、こちらからもご覧いただけます!
本日より、コレクション展「賀古鶴所という男/一切秘密無ク交際シタル友」が開幕しました!

特別展「文して恋しく懐かしき君に」もいよいよ今週末までとなりました。
本展覧会では、鴎外が翻訳に9年の年月を費やした、アンデルセン原作『即興詩人』についての資料展示を行っています。加えて、安野光雅氏による『繪本 即興詩人』より20点の絵画作品も展示中!これら貴重な資料も、あと数日しか見られませんので、この機会にぜひお越しください!
同時開催中の『文豪ストレイドッグス』コラボレーション企画も、今週末までです。
記念館庭園では、鴎外存命中から邸宅・観潮楼の庭に植えられていた、大銀杏が色づいています。いつのまにか12月に入り、鮮やかな色の木の葉が風に舞い、冬の気配を色濃く感じさせます。
特別展終了後、展示替えを経て、12月9日からはコレクション展「賀古鶴所という男/一切秘密無ク交際シタル友」が開催されます。どうぞご期待ください!