お知らせ
ドイツ連邦共和国大使館主催ウェビナーのお知らせです。(当館コーディネーター協力)
日独友好160周年【先人たちが遺したもの】特別討論シリーズ 第一回「文豪・森鷗外が見たドイツ」※詳細はPDFファイルをご参照ください。
主催:ドイツ連邦共和国大使館
日時:2021年3月23日(火)18:00-20:00(日本時間)オンライン開催(zoom)
料金:無料
イベントへの参加は以下のウェブサイトからお申込みいただけます。(申込期限3月22日)
お問い合わせ:ku-11@toky.auswaertiges-amt.de
文京区立森鴎外記念館のTwitter公式アカウントを開設しました。
アカウント名は @bunkyo_moriogai です。
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こちらもあわせてご覧ください。
(上)巌谷小波筆鴎外宛書簡 明治23(1890)年(推定)12月5日付
(下)巌谷小波『こがね丸』 博文館 明治24(1891)年1月 【復刻】
コーナー展示「鴎外と児童文学者・巌谷小波(いわやさざなみ)」では、昨年生誕150年を迎えた児童文学者・巌谷小波と鴎外の交流を、当館が所蔵する小波筆鴎外宛書簡を中心に紹介しています。
小波は尾崎紅葉率いる硯友社(けんゆうしゃ)の一員として小説や評論を執筆していましたが、少年時代から児童文学に関心を持っていました。そんな小波が創作童話『こがね丸』を発表したのは明治24年1月のこと。当時の日本では児童文学という分野が確立していませんでしたが、『こがね丸』が先駆的な役割を果たしました。
実はこの『こがね丸』の序文は、既に文壇をけん引する存在だった鴎外が執筆しています。序文執筆依頼のため、鴎外に訪問日時を相談する書簡を展示しています(写真上)。この書簡の2日後(12月7日)、小波は鴎外宅を訪ねて序文執筆を依頼し、鴎外はそれを快く引き受けました。鴎外は児童文学の誕生を喜び、更なる発展を期待する序文を寄せています(写真下)。
コーナー展示と開催中のコレクション展「拝啓、森鴎外様―鴎外に届いた手紙 Part2文学者のたよりを読む」は3月28日(日)までの開催です(休館日:3月23日(火))。
尾崎紅葉筆鴎外宛書簡 明治23(1890)年10月頃
小説家・尾崎紅葉(1868-1903)が小説叢書『新著百種』の版元に持たせた紹介状です。
版元・吉岡書籍店主人を紹介し、その依頼の主旨を伝えています。
吉岡は「来春松の内に(中略)華々敷撃(はなばなしくう)つて出」るため鴎外の作品掲載を希望していました。鴎外が小説の発表を始めたのは同年1月のことですが、既に文壇に評価されていたことをうかがわせます。
鴎外は吉岡の執筆依頼を受け、翌24年1月28日発行の同書へ小説『文づかひ』を発表しました。
展覧会期は2021年3月28日(日)までです。(休館日:3月23日(火))
2月24日(水)、25日(木)は、燻蒸のため全館休館です。
2月26日(金)は通常通り10時に開館いたします。