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夏目漱石筆 鴎外宛て書簡 明治43年12月31日

斉藤緑雨筆 鴎外宛て書簡 年月不詳22日付(東京都立中央図書館渡辺刀水旧蔵諸家書簡文庫所蔵)限定公開中
現在開催中の特別展では、鴎外らが発行した雑誌「めさまし草」を中心に慶応3年生まれの文人と鴎外の交流を紹介しています。
書簡は、慶応3年生まれの評論家・斉藤緑雨が鴎外に宛てたものです(画像右下)。「めさまし草」で話題の合評欄『雲中語』の執筆に関するもので、当時の緑雨の身辺をもうかがえる資料です。
この書簡は、11月30日(木)まで展示しています(期間内の休館日は11月28日(火))。
特別展「明治文壇観測―鴎外と慶応3年生まれの文人たち」は2018年1月8日(月・祝)まで開催しています。ご来館をお待ちしています。
本年は慶応3年から150年の年にあたり、同年生まれの文人たち―漱石・紅葉・露伴・子規・齋藤緑雨・三木竹二が150歳を迎える年でもあります。鴎外が主宰した文芸雑誌「めさまし草」(明治29年1月~同35年2月)には、これら6人の慶応3年生まれが集いました。鴎外・露伴・緑雨・紅葉らによる合評形式の文芸評論、子規一門の句が多く掲載された俳句欄、創刊号から連載された三木竹二の劇評など、同誌では近代文学の出発期を主導した鴎外と慶応3年生まれたちとの共演が目立ちます。
本展は、開館5周年を迎える当館の記念展でもあります。展覧会期間中は、関連講演会やギャラリートークのほか、さまざまなイベントを開催予定です。イベントにあわせても良し、展覧会だけを楽しむも良し、気候の良い秋の日に是非お出かけください。




10月2日(月)から10月6日(金)まで、展示替えのため全館休館しております。
お出かけの際は、ご注意ください。
尚、10月7日(土)より、特別展『明治文壇観測―鴎外と慶応3年生まれの文人たち」が始まります!鴎外主宰雑誌「めさまし草」を舞台に、尾崎紅葉、幸田露伴、斎藤緑雨、正岡子規、三木竹二、夏目漱石…今年150歳を迎える文人たちを紹介します。