お知らせ
本日よりコレクション展「拝啓、森鴎外様―鴎外に届いた手紙 PART1年賀状を楽しむ」が開幕しました。
鴎外宛の年賀状34通を含む全43通の年賀状を展示しています。差出人は夏目漱石、谷崎潤一郎、正岡子規、山本鼎、岡田三郎助、中村不折などさまざまです。いろどり豊かな年賀状をお楽しみください。
コレクション展「拝啓、森鴎外様―鴎外に届いた手紙 PART1年賀状を楽しむ」は2021年1月24日(日)まで開催しています。(休館日:12月22日(火)、12月29日(火)~1月3日(日))
当館では、作品保護の観点から温湿度を一定に保つ必要があり、外気との温度差が発生しています。ご来館の際は、上着をお持ちいただくなど、調整しやすい服装でのご来館をお勧めいたします。皆様のご理解とご了解をお願いいたします。
11月30日(月)から12月3日(木)まで、展示替えのため全館休館いたします。
12月4日(金)からは、
コレクション展「拝啓、森鴎外様―鴎外に届いた手紙」Part1年賀状を楽しむ
を開催いたします。ぜひ、お立ち寄りください。
明日、11月24日(火)は第4火曜日のため、全館休館です。
11月25日(水)より通常通り開館いたします。
開催中の「森家の歳時記―鴎外と子どもたちが綴った時々の暮らしー」は11月29日(日)までです。
鴎外筆杏奴宛葉書(大正7年11月5日付、大正8年11月11日付、大正9年11月2日付)
秋が深まり、当館の庭にあるイチョウも綺麗に色づき始めました。
鴎外が秋を詠んだ短歌に『奈良五十首』があります。
陸軍を退官後の鴎外は、帝室博物館総長兼図書頭の職に就き、
正倉院の虫干しを監督するため、毎秋奈良を訪れました。
『奈良五十首』は、鴎外が秋の奈良で目にした風景や、
自身の職務について詠んだものです。
鴎外は、観潮楼にいるまだ幼い子どもたちに宛て、
出張先の奈良から毎日にように手紙を送りました。
虫干しの様子や、雨の日には近隣の寺院をめぐったことなどが書かれ、
その内容は『奈良五十首』で詠まれた短歌とも重なります。
子どもたちの寂しさを紛らわせようという鴎外の想いが伝わります。
第三章「鴎外作品に見る春夏秋冬」では、このように季節が表現された作品を、関連資料と併せて紹介しています。
特別展「森家の歳時記」は11月29日(日)までの開催です。