お知らせ
特別展「鴎外、最後の4年間―帝室博物館総長兼図書頭・森林太郎」展示会場から その1
投稿日時: 2025-11-28 (103 ヒット)
帝室博物館総長の職務に、正倉院の管理がありました。鴎外は、正倉院宝庫の曝涼(虫干し)のため、宝庫の開閉封の立会い、御物の確認などのため、大正7年から毎年秋に奈良に出張し、一か月ほど滞在しました。
曝涼の際に実施される正倉院御物の拝観は、鴎外が就任するまで、高等官や有爵者などごく一部の人たちに限られていました。大正8年11月、「学術技芸ニ関シ相当ノ経歴アリト認メ」られた者を幅広く対象とする特例が新たに告示され、拝観資格が拡大しました。これによって、正倉院御物の、研究者による調査や芸術家の実見が可能になりました。
展覧会では、鴎外(森林太郎)が宮内大臣に「正倉院御物拝観許可ノ儀ニ付上申」した際の公文書や、大正8年の拝観許可証を展示しています。また、奈良滞在中の鴎外が、家族に書き送った微笑ましい手紙も紹介しています。



