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カテゴリ 特別展 特別展「鴎外の〈庭〉に咲く草花―牧野富太郎の植物図とともに」

2017年 4月 8日 ~ 2017年 7月 2日

会期:2017年4月8日(土)―同年7月2日(日)
時間:10時―18時(最終入館は17時30分)
会期中の休館日:5月23日(火)、6月27日(火)
観覧料:一般500円(20名以上の団体:400円)
*中学生以下無料、障がい者手帳ご提示の方と同伴者1名まで無料
*文京ふるさと歴史館入館券、パンフレット(押印入)、友の会会員証ご提示で2割引き
*その他各種割引がございます。詳しくはコチラをご覧ください。


 

文京区立森鴎外記念館には、『花暦』と題する鴎外の自筆原稿が遺っています。この原稿には、2月から9月までの8カ月間の草花の開花状況が記されています。書かれた年代は確定できていませんが、明治30年頃の観潮楼(鴎外自邸)の庭を観察したものと推定されます。

 明治の文豪・森鴎外が草花を観察していたこと、少し意外に思われるかもしれません。鴎外の日記や子どもたちの遺したエッセイからは、草花を好み園芸を楽しむ一面をみることができます。また、鴎外は自身の作品の中にもたくさんの草花を登場させています。その数500種以上、植物専門家でもないひとりの作家が取り上げる数としては、並外れた数といえるでしょう。作品の中の草花は、季節感や自然の美しさを忠実に伝えるものもあれば、鴎外の想いを伝える表現手段として登場するものもあります。草花の健やかな姿に鴎外は心を癒されると同時に、草花への関心が創作活動の契機にもなっていたにちがいありません。
本展では、観潮楼で咲いていた草花と鴎外作品にみられる草花を、鴎外と同じ文久2(1862)年生まれの植物学者・牧野富太郎の植物図とともに紹介します。草花の姿や印象を文字で記録した鴎外と、部分図や解剖図を盛り込み形態や性質を緻密な図で記録した牧野。互いの日記に名前が記されるなど、2人には交流もありました。物事を克明に捉え続けた2人の目を通して、鴎外の〈庭〉に咲く草花をご覧ください。

展示リストはコチラ

《ギャラリートーク》
展示室にて当館学芸員が展示解説を行います。
2017年4月19日、5月10日、24日、6月7日、21日
いずれも水曜日14時―(30分程度)
申込不要(展示観覧券が必要です)

子ども向けギャラリートーク
小中学生を対象とした展示解説を行います。
2017年5月20日(土)14時―
(30分程度)
申込不要(高校生以上の方は、展示観覧券が必要です)

《展示関連講演会》
申込方法等、詳細は各イベントのページをご確認ください。

  1. 「鴎外が愛した草花―森鴎外記念館(津和野)の庭園紹介を兼ねて」
    講師:青木宏一郎氏(ランドスケープガーディナー)、齋藤道夫氏(森鴎外記念館(津和野)副館長)
    日時:2017年5月27日(土)14時~15時半
    事前申込制、5月12日(金)必着 締め切りました。
  2. 「森鴎外と植物学者・牧野富太郎―二人の接点は?」
    講師:田中純子氏(練馬区立牧野記念庭園記念館学芸員)
    日時:6月10日(土)14時~15時半
    事前申込制、5月26日(金)必着

 

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