お知らせ
本日1月18日(日)より、コレクション展「鴎外と子どもたち―於菟、茉莉、杏奴、類が語るパッパ」を開催いたします。
鴎外の深い愛情に包まれて成長した4人の子どもたち―長男・於菟、長女・茉莉、次女・杏奴、三男・類は、鴎外没後、それぞれの言葉で、文学者でも陸軍軍医でもない、愛する「パッパ」(家族が呼んだ愛称)を語るようになります。また、時代を乗り越え、鴎外遺品(愛用品、日記、原稿、書簡など)の継承に努めました。
本展では、当館が所蔵する子どもたちの自筆原稿をとおして、父親としての鴎外を紹介します。そして、於菟と杏奴から受け継いだ館蔵の鴎外遺品を、子どもたちの回想と共に展覧します。展示室に4人の自筆原稿が一堂に会する機会はなかなかありません。於菟、茉莉、杏奴、類が語り伝えてきた「パッパ」への思いをご覧ください。
2026年3月31日(火)までの開催です。


1月19日(月)は森鴎外の164回目の誕生日です。
誕生日を記念してコレクション展「鴎外と子どもたち―於菟、茉莉、杏奴、類が語るパッパ」を無料で観覧いただけます。(最終入館17時30分)
この機会に是非お越しください。
鴎外が最後の4年間にのこした著述に『帝謚考(ていしこう)』と『元号考(げんごうこう)』があります。『帝謚考』は「神武」以降「明治」までの天皇の諡(おくりな)を考証した書で、鴎外生前に宮内省図書寮の刊行物として発行されました。『元号考』は「大化」以来「明治」に至るまで240余の元号の出典を考証した研究で、鴎外の死去により未完となりました。いずれも鴎外が図書頭として歴代天皇の歴史を整理する事業において編纂に取り組みましたが、その過程がわかる鴎外生前の公文書は確認できていません。
展覧会では、原稿や鴎外の書簡などから、『帝謚考』と『元号考』の成立過程を紹介しています。書簡や日記といった私的な文書からは、最晩年の鴎外がこのふたつの著述に強い決意のもと取り組んでいたことが伝わってきます。そして、鴎外にその想いを託され引き継いだ人々によって、これらは『鴎外全集』に収録されました。
特別展「鴎外、最後の4年間―帝室博物館総長兼図書頭・森林太郎」は1月12日(月・祝)までの開催です。この機会をお見逃しなく。



