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 投稿日時: 2019-11-12 (2015 ヒット)

 

荷風愛用の傘と下駄 永井壮一郎氏蔵

 
 東京に生まれ育った荷風が、東京を散策しながら、変わりゆく風景に好奇と悲哀の眼差しを向けて書き留めた『日和下駄』は、雑誌「三田文学」に連載された随筆です。荷風は散策の時にはいつも、「日和下駄(ひよりげた)をはき手に蝙蝠傘を持つて歩」いていたといいます。
 
 11月11日から、荷風が愛用していた傘と下駄の展示が始まりました!(会期終了まで)よく見ると、下駄には荷風の足の指の跡も残っており、下駄を履いて傘を手に散歩をする荷風の姿を想像させるに相応しい、貴重な資料です。
 
 『日和下駄』には、『崖』と題して、観潮楼(現・当館)を訪れた時の心象が詳しく記されています。下駄と傘の隣には、『崖』の「三田文学」掲載時の誌面なども紹介していますので、併せてご観覧ください。


 投稿日時: 2019-11-08 (1724 ヒット)

 荷風の初版本の中でも、出荷直前に発禁処分を受けた『ふらんす物語』(個人蔵)は、群を抜いた貴重本です。押収を逃れた少部数のみが現存するといわれています。特別展「永井荷風と鴎外」で展覧中の革装『ふらんす物語』は、荷風が所蔵していたというまさしく究極の一冊です。

今回の展示では、同じく荷風旧蔵の『あめりか物語』(日本近代文学館蔵)と一緒に展示中です。この2冊が並ぶのは、荷風没後以来といわれています。貴重な“再会”をお見逃しなく!!!


 投稿日時: 2019-11-01 (1605 ヒット)

 本日11月1日は当館の開館記念日です。

本日、展覧会をご観覧の方全員に当館オリジナルポストカードプレゼントしています!

ぜひお立ち寄りください。


 投稿日時: 2019-10-27 (2466 ヒット)

 ★二冊の荷風旧蔵本と自筆原稿『再会』★

 荷風の初版本の中でも、出荷直前に発禁処分を受けた『ふらんす物語』は、群を抜いた貴重本です。押収を逃れた少部数のみが現存するといわれていますが、展覧中の革装『ふらんす物語』は、荷風旧蔵本という究極の一冊です。また、『ふらんす物語』所収作品の自筆原稿は、『再会』以外は発見されていません。

 本展開催に際して、あらためて確認されたのが、荷風旧蔵本の『あめりか物語』です。『あめりか物語』は、荷風が帰国した翌月に刊行され、好評を得た作品です。荷風は、『ふらんす物語』と揃いの革装が施されたものを持っていたことがわかりました。

 アメリカ、フランス滞在中に執筆した作品集『あめりか物語』、フランス滞在中や帰国船内、帰国後の執筆を収めた『ふらんす物語』。海外体験によって生まれた作品を、荷風がいかに大切にしていたのか、想像に難くありません。

 この二冊の荷風旧蔵本が並ぶのは、荷風没後以来ともいわれています。まさに、奇跡の“再会”がここにあります。

11月10日までの限定公開です。お見逃しなく!

 


 投稿日時: 2019-10-20 (1318 ヒット)

下記日程は、2階図書室を閉室いたします。
ご不便をおかけいたしますが、ご協力お願い申し上げます。
2019年10月23日 10時~14時
 ※14時以降は通常通り開室いたします。


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