2018年 7月 6日 _MB_PICAL_KARA 2018年 9月 30日
会期:2018年7月6日(金)~9月30日(日)
※会期中の休館日 8月28日(火)、9月25日(火)
開館時間:10時~18時(最終入館は17時30分)
※7月9・10日(月・火)9月15・16日(土・日)は20時まで開館(最終入館は19時30分)
会場:文京区立森鴎外記念館 展示室2

東京は、夏目漱石、幸田露伴、国木田独歩など、数多くの文学者が住んだ街です。『こころ』の雑司ヶ谷、『五重塔』の日暮里、『武蔵野』の渋谷など、文学者はそれぞれの視点から、街の風景を作品に遺しました。人生の大半を東京で過ごした鴎外もまた、『雁』『有楽門』などの作品や日記に、東京の風物を記しています。これらの描写の中には、現代の私たちにとって馴染み深い風景もあれば、今とは全く異なる景色もあります。
本展では、現在東京都心を環状運転する山手線周辺の地域に焦点を当て、ゆかりのある近代の文学作品、文学者や鴎外の足跡を館蔵資料から紹介します。明治大正から賑やかだった上野や新橋、当時は郊外だった新宿や渋谷はどのように描かれたのでしょうか。文学者が描いた風景や風物、名所やそこに集まった人々の様子などを眺めながら、東京をひとめぐりします。
江戸から東京へと改称されて150年の今年、鴎外と共に時代を超えた山手線一周の旅の始まりです。
展示リストはコチラ。
◆関連事業
●講演会「鴎外が眺めた明治大正の東京」
講師所蔵の絵葉書から、浅草、上野、本郷、銀座など明治大正の東京の風景を紹介します。
日時:9月23日(日・祝) 14時~15時30分
講師:生田誠氏(絵葉書・地域史研究家)
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●ギャラリートーク
展示室にて当館学芸員が展示解説を行います。
7月18日、8月1日、22日、9月19日
いずれも水曜日 14時~(30分程度)
申込不要(展示観覧券が必要です)
◆同時開催
●コーナー展示「鴎外と画家・藤田嗣治」
2018年に没後50年を迎えた画家・藤田嗣治と鴎外のつながりを関連資料から展示します。
展示期間:7月6日(金)~9月30日(日)の開館日
●鴎外忌記念展示
7月9日の鴎外命日(鴎外忌)にちなみ、鴎外「遺言書」の原資料を展示します。
展示期間:7月1日(月)、6日(金)~31日(火)