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カテゴリ 通常展 コレクション展「1915-16 ―100年前の鴎外とその時代」

2016年 2月 11日 ~ 2016年 4月 3日

会期:2016年2月11日(木・祝)~4月3日(日)
※会期中の休館日:2月22日(月)~23日(火)、3月22日(火)
開館時間:10時~18時(最終入館17時30分)
観覧料:一般300円(20名以上の団体:240円)
※中学生以下、障がい者手帳ご提示の方と同伴者1名まで無料 
会場:文京区立森鴎外記念館 展示室2


 


「二十二日、晴。次官大嶋健一に引退の事を言ふ。」
今から約100年前にあたる大正411月、鴎外は日記にこのように書き記しています。35年間つとめた陸軍からの引退を、はじめて正式に表明した日のことでした。

鴎外が引退を表明し退官するまでの大正4519151916)年頃は、鴎外にとって大きな転換期であったと言えます。母・峰子の死、加えて夏目漱石や上田敏等近しい文人との死別、歴史小説から史伝へと移行していった時期でもありました。

鴎外が転換を迎えていたこの時期に、世間ではいったい何が起こっていたのでしょうか。本展示では、日記・書簡・原稿等の鴎外が書き残した資料と共に、当時の新聞記事を展覧します。当時の最先端メディアである新聞には、史伝『渋江抽斎』『伊澤蘭軒』等の連載作品や、退官に伴った鴎外自身の進退が、しばしば記事として登場していました。これらを通して、鴎外がどのような時代に生きていたのか、また鴎外が当時の人々の目にはどのように映っていたのかを、感じていただけたら幸いです。


○関連講演会「大正四、五年の森鴎外―転生への渇望―」
講師:小泉浩一郎氏(東海大学名誉教授・森鴎外記念会会長)
日時:2016319日(土)14時~1530
申込締切:34日(金)必着

 

○ギャラリートーク
展示室2にて当館学芸員が展示解説を行います。
225日、39日、23日 いずれも水曜日14時~(30分程度)
※申込不要(展示観覧券が必要です)

 

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